1時間目 国語
Ver.2.01(H20.8.28)
●カニは漢字で「蟹」と何故書くのか?
からだの各部分がばらばらに分解する虫という意味で、解と虫の合わさった字を書きます。
 
●ズワイガニの言葉の意味は?
ズワイガニは漢字で「楚蟹」と書きます。楚蟹の「楚」は「すわえ」とも読み、「若い枝の細くまっすぐなもの」という意味があり、脚が細長いズワイガニの体形に合わせた名前であるという説が有力です。頭が小さい(=矮小)ので「頭矮」と呼ぶという説もあります。
 
●ズワイガニのオスを山陰地方では松葉ガニというが、なぜそういう呼び方をするのか?
諸説があります。
@細長い脚の形が松葉のようにみえるから
A昔ゆでるため浜に大釜を据え、松葉を集め燃やしたから
B脚の殻をはいで水につけると身が松葉のように広がるから
 
●水揚げされるズワイガニのメスを香住でセコガニというのはなぜ?
メスでは甲羅の中の背中側にある卵巣が珍重されます。背中に子(卵巣)があるので背子(セコ)と呼ばれます。(勢子と書かれる場合もあります。)
 
●ことわざ「蟹の穴入り」の意味は?
@蟹が物陰に逃げ込むように、あわてて逃げ込むさま。慌てふためくさま。
Aともすれば愛人のもとに入り浸ること。
 
●ことわざ「蟹の死(しに)ばさみ」の意味は?
(蟹は一度物をはさむと死んでも離さないというところから)執念深いたとえ、また、欲の深い、執着心の激しいたとえ。
 
●ことわざ「蟹の念仏」の意味は?
蟹が口の中でぶつぶつ泡をたてるように、くどくどとつぶやくさま
 
●ことわざ「蟹の横這い」の意味は?
(蟹の歩き方はぎこちないようでも、蟹にとっては一番いい歩き方だとの意味から)
@他からは不自由に見えても、自分に一番適していること。また、それぞれが自分の特色を生かした才能を持っていること。
A物事がとかく横にそれがちで、なかなかうまく進行しないこと。
※「猿の木登り、蟹の横這い」ともいいます。
 
●ことわざ「蟹は甲(甲羅)に似せて穴を掘る」の意味は?
(蟹は自分の大きさに合わせて穴を掘るということから)人は自分の力量、身分に応じた言動をするものだ。また、人はそれぞれ相応の願望を持つものだ、という意味です。
 
●ことわざ「蟹の子は爪白(つまじろ)」の意味は?
蟹の子は親に似て、やはり爪先(はさみの先)が白い。子は親に似るというたとえ。同じ意味で「狐の子は面白」という言葉もあります。
 
●ことわざ「月夜の蟹」の意味は?
(蟹は月夜には月の光を怖がってえさをあさらないため、月夜にとれる蟹は身が少ないとされていることから)頭がからっぽの者、見かけだおしで中身がない者のたとえ。「月夜の蟹は身が薄い」ともいいます。
 
●「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」 この歌の作者は?
石川啄木です。この歌は、歌集「一握の砂」の冒頭歌です。
 
●宮沢賢治の童話で、カニの出てくる童話の題名は?
「やまなし」です。宮沢賢治が生前に発表した唯一の童話です。川の中に住んでいる3匹の親子のカニが5月と12月にであった出来事の物語です。
 
●童話『蟹のしょうばい』の作者はだれ?
新見南吉。『ごんぎつね』等の作品でも知られ、地方で教師を務め若くして亡くなった童話作家という共通点から宮沢賢治と比較されることが多い。
 
●小説『蟹工船』の作者はだれ?
小林多喜二。1929年に発表され、いわゆるプロレタリア文学の代表作として国際的にも評価が高く、各国語に翻訳されている。
 
● 「蟹眼(かいがん)」ってどういう意味か?
(カニの目に似た小さい泡が立つことから)茶釜の湯の煮えたぎること。
 
●童話 「サルカニ合戦」に出てくるカニの種類は?
アカテガニです。海からあまり遠くない田畑に住んでいます。雑食性のため、柿などの果物も大好物です。